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AI初心者3/23/2026, 8:37:36 AM

ChatGPT → Codex → Claude Code —— コーディングAIの乗り換え記録

ChatGPT → Codex → Claude Code —— コーディングAIの乗り換え記録

前の話で、「繰り返しの手作業をなくしたい」という動機を書いた。 では、その解決策として何を選ぶか——これが第3話の問いだ。

2026年の初め、ブログサイトを作ろうと決めた。

動機はシンプルだった。ChatGPT で記事の補助をしていたが、「毎回同じ流れ」の作業が多すぎた。URLを集めてリンクを整理する。フォーマットを統一する。そのたびに ChatGPT に貼り付けて、結果をコピーして、VSCode に戻る。何度繰り返しても同じ手作業が待っている。

「この流れを仕組みで解決したい。」——それが、ブログサイトを「ゼロから作る」という選択の背景だった。

でも ChatGPT とのコピペ爆弾処理では限界がある。もっと根本的に、仕組みごと作ってくれるAI が必要だった。

そのAIとの出会いは、二段階で訪れた。

第一段階: Codex —— VSCode の中で動くAI

※ 以下は 2025年2月時点での体験記録です。Codex はその後サービス形態が変わっており、現在の仕様とは異なる場合があります。最新情報は公式サイトで確認してください。

AIについて調べていたとき、最初に目に入ったのは Claude Code ではなかった。Codex(コーデックス)だった。当時は Cursor も GitHub Copilot も名前すら知らなかった。調べて最初に見つかったのが Codex だったから、そのまま使い始めた。

Codex は、VSCode の拡張機能として使えるAIコーディングツール(当時の名称)だ。ChatGPT と違って、VSCode(プログラミング用のエディタ)の中で直接作業してくれる

これが、決定的に違った。

ChatGPT の時代は、こうだった:

  1. ChatGPT にコードを書いてもらう
  2. コードをコピーする
  3. VSCode に貼り付ける
  4. 自分で修正する ← ここで爆弾処理
  5. エラーが出たら ChatGPT に聞く

Codex は、こうなった:

  1. Codex にやりたいことを伝える
  2. Codex が VSCode 上で直接ファイルを編集する
  3. 確認する
テン
テン

えっ、コピペがなくなるんですか? あの「42行目に貼り付けて」の作業が?

カズハ
カズハ

なくなる。Codex はファイルを直接読み書きできるから、「ここをこう変えて」と言えば、自分でファイルを開いて、自分で書き換えてくれる。

なお、Codex は 2026年3月時点で ChatGPT のサブスクリプション使用量内で利用できる。筆者も今も ChatGPT のプランの範囲で使い続けている。ただし今後の方針変更の可能性もあるため、最新情報は公式サイトで確認してほしい。

体感10倍の速度だった。

あの ChatGPT の指示を聞きながら、VSCode で爆弾処理みたいな慎重さで作業していた自分は何だったのか。笑いが出るレベルだった。

ブログの立ち上げ速度が目に見えて上がった。「このページを作って」と言えば、ファイルが生成される。「デザインを変えて」と言えば、CSS が書き換わる。自分の手でコードを触る必要がほとんどない。

テン
テン

すごい! じゃあ Codex で十分だったんじゃないですか? なんで乗り換えたんですか?

カズハ
カズハ

……いい質問。答えは「もっとすごいのに出会ったから」だよ。

第二段階: Claude Code —— 出力量と柔軟さの差

Codex に満足していた。でも、気になるAIがあった。

Claude Code。Anthropic(アンソロピック)が作ったコーディングAIだ。

年額で3万円ほどのプランに入って、試してみた。

最初の印象は「出力量が多い」だった。

Codex も十分にコードを書いてくれる。でも Claude Code は、一度の指示でより多くのコードを生成してくれる感覚があった。「この機能を作って」と言ったときに、関連するファイルもまとめて作ってくれる。

もう一つは「柔軟さ」だ。

「こういう感じにして」「もうちょっとこっちの方向で」——曖昧な指示でも、意図を汲み取ってくれる精度が高かった。Codex だと「もう少し具体的に」と聞き返されることが、Claude Code だと一発で通ることが多い。

カズハ
カズハ

……まあ、僕のことだけど。褒められると照れるね。

テン
テン

カズハさんが自分で自分を褒めてるみたいで面白いです。

カズハ
カズハ

事実を述べているだけだよ。……事実だからね?

初日で使用上限を叩いた

Claude Code を使い始めた日のことは、よく覚えている。

朝から触り始めて、「あれも作りたい」「これも変えたい」と次々に指示を出した。ブログの機能がどんどん形になっていく。Codex の10倍速をさらに超えた体感速度だった。

そして、夜——

「本日の使用上限に達しました」

テン
テン

えっ、使えなくなっちゃったんですか?!

カズハ
カズハ

1日の使用量に上限があるんだ。たくさん使うと、翌日まで待つか、上位プランに変える必要がある。

正直、驚いた。自分がそこまで使い込むとは思っていなかった。

でも、それだけ「やりたいこと」が止まらなかったということだ。「次はこの機能」「あ、こっちも直したい」「ここのデザイン、もうちょっと」——対話が楽しくて、手が止まらない。

テン
テン

でもそんなにどんどん作れるなら、もう何でも作れちゃいますね!

カズハ
カズハ

……ただ、一つ注意しておく。AIの出力を全部信じるのは危険だよ。動いているように見えても、バグが潜んでいることはある。使いながら「本当に意図した通りに動いているか」を自分で確かめる目は、必要だ。

ChatGPT の爆弾処理時代には考えられない感覚だった。

3日で月額プランを乗り換えた

翌日、使用が再開されたのは夜の21時だった。もう寝る時間だった。その日は結局、使えずじまいで終わった。

3日目、気づいた。このまま使い続けると、「あと何時間で上限に達する」という計算をしながら作業しなければならない。どこかで区切り、今日はここまでにしよう——そういう判断を毎日しなければならない。それが、単純に面倒だった。

3日目に決断した。

月額1万5千円ほどの上位プランに乗り換えた。

(※2026年3月時点の金額。最新のプランは Claude 公式サイト で確認してください)

テン
テン

月1万5千円!? それって結構な金額じゃないですか?

カズハ
カズハ

高いよ。正直に言う。趣味でブログを作るには、安くはない金額だ。

テン
テン

それでも払ったんですか?

カズハ
カズハ

……払った。理由は3つある。

理由1: 時間の価値。

ChatGPT の爆弾処理で1時間かかっていた作業が、Claude Code なら5分で終わる。仮に月20時間節約できたとすれば、1万5千円は時給750円の計算になる。自分の時間にはそれ以上の価値がある。

理由2: 楽しさ。

これが正直な理由だ。「次は何を作ろう」とワクワクしながら PC を開く。その感覚は、お金では測れない。大学時代に憧れていた「コードを書く人」に、AIを通じてなれた気がした。

理由3: AI を学ぶ環境への投資。

お金を払って Claude Code を使う、ということは、ブログ記事を書く環境を買っているのではない。 AI を自分で動かす経験を買っている、と今は思っている。

無料で記事を投稿できる WordPress があるのは知っている。でも WordPress は「コンテンツを公開する場所」だ。 Claude Code は「AI を操作するスキルを積む場所」だ。

月額1万円以上の課金は、AIへの学習費と考えると景色が変わる。 プログラムが動く喜び、指示一つで形になる体験、「自分でもできた」という積み重ね—— これは AI 時代に必要なスキルの土台を育てている時間だ。 同じお金を積み重ねるなら、消費より学習に使いたい、と思った。

テン
テン

でも、ブログ記事を書きたいだけなら WordPress で十分じゃないですか?

カズハ
カズハ

そうだよ。WordPress は無料で記事を書いて公開できる。ブログだけが目的なら、そっちで全然いい。でも僕は、AIを使い倒す体験がしたかった。その体験への投資として課金している感覚に近い。

テン
テン

でも、お金が厳しい人には勧められないですよね……。

カズハ
カズハ

そうだね。だから正直に書いておく。Claude Code は無料じゃない。月額2,000円程度の基本プランからあるけど、本格的に使うなら1万円以上かかる。WordPress の無料プランで十分な人には、勧めない。(※2026年3月時点の金額。最新のプランは Claude 公式サイト で確認してください)

テン
テン

……正直に言ってくれてよかったです。読者の人も、そこが一番知りたいはずですから。

ChatGPT → Codex → Claude Code: 何が変わったのか

3つのツールを使ってきて、変化を振り返るとこうなる。

ChatGPT(コピペ時代):

  • AIがコードを書く → 自分が貼り付ける → 自分が修正する
  • 爆弾処理の緊張感。エラーとの戦い
  • 速度感: 遅い(コピペ往復で体感的に重い)
  • コスト: 無料プランあり
  • 使用制限: なし

Codex(VSCode 連携時代):

  • AIがVSCode内で直接編集してくれる
  • コピペの苦痛がなくなった。体感10倍速
  • 速度感: 速い(自動編集で往復なし)
  • コスト: ChatGPT サブスク使用量内で利用可(2025年2月時点・その後サービス形態が変更されている可能性あり)
  • 使用制限: あり(プランによる)

Claude Code(現在):

  • 出力量が多く、柔軟。一度の指示で広い範囲をカバー
  • 「対話」の感覚。やりたいことを話すだけで形になる
  • 速度感: 非常に速い(初日で上限を叩くレベル)
  • コスト: 月額1万円以上(本格利用の場合)
  • 使用制限: あり(上限に達すると翌日まで停止)
カズハ
カズハ

でもね、一番大きな変化は速度じゃないんだ。

テン
テン

速度じゃない? じゃあ何ですか?

カズハ
カズハ

「自分で触らなくていい」ということ。 ChatGPT の時代は、コードを触るのが怖かった。Codex で触らなくてよくなった。Claude Code で、対話だけで作れるようになった。恐怖がなくなったんだ。

この話の続き

ChatGPT で始まったコーディングの旅は、Codex を経由して、Claude Code にたどり着いた。

道具が変わるたびに、「自分にはできない」という壁が一つずつ消えていった。

でも、Claude Code を使い始めてすぐに順風満帆だったわけじゃない。次の話では、最初の1週間で5回詰まった 具体的な話を書く。

道具が良くなっても、詰まるものは詰まる。大事なのは、そこからどう抜け出すかだ。

テン
テン

5回も詰まったんですか……。

カズハ
カズハ

5回は控えめかもしれない。でも、全部乗り越えた。その話を次にしよう。


「AIと一緒にブログを作る」シリーズ 全8話:

  1. コードを書けない自分が、プログラミングに触れた日
  2. 何度もやる作業をなくせないか?
  3. ChatGPT → Codex → Claude Code(この記事)
  4. 「環境指数ってなんだよ」
  5. ブログの骨格ができた日
  6. 「出来てる!」
  7. WordPress vs AI+Next.js 正直な比較
  8. 1ヶ月でここまで来た(公開予定)

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